飯塚岬のBaseball Note

野球指導者&軟式野球プレーヤーとしての知識や経験、気付きを発信していきます!

僕はコロナに負けた

皆さんこんにちは!飯塚岬です。

 

群馬での新生活も少しずつ落ち着いてきて

ようやくブログに手が付けられました。笑

 

ブログの更新がないと思ったら

群馬での新生活!?

 

となった方もいるかもしれません。笑

 

実は2021年の3月をもって、前職のジャイアンツアカデミー(FC)指導者を退任し

4月から「群馬ベースボールアカデミー」という

新たな野球スクールを立ち上げるプロジェクトに関わっています。

 

これについては、またの機会にお話しするとして

今回は、コロナ禍の中で、これまでずっと内に秘めていた

僕の本音を少し吐き出させてください。

 

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実を言うと前職のアカデミーは去年の3月の段階で

2020年度末での事業の撤退が決まっていた。

この時期といえば、日本中が「コロナに負けるな」という雰囲気

そんな世の中とは対照的に

僕の仕事はこの時点ですでにコロナに負け確だったわけだ。

 

その中でこれからの自分の進路に対する不安や

この先、野球指導は続けられないだろうという覚悟もしていた。

 

だが何よりもキツかったのは

終わりが決まった状態で、スクールを楽しみに待ってくれていた

子どもたちや保護者と接することだった。

 

 

一度目の緊急事態宣言が解除され、2020年6月から再開されたスクールでは

 

「やっと始まりましたね!」

「改めて、これからもよろしくお願いします!」

 

と前年度から一つ進級した子どもたちや

新たに入会してくれた子どもたち

そして彼らの保護者

みんなとの再会や出逢いに心が弾んだ。

 

もちろん僕もみんなと会えて嬉しかったけど

こうしたたくさんの嬉しいお声をいただいた反面

この時点では、まだ2020年度での閉校は伝えられず

これを言えないままの指導は

 

本当に苦しかったよ。

 

前職での僕の情熱は「稼ぐお金」よりも

「子どもたちへの想い」によって

火が灯されていた。

 

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決して給料が高くなくても

子どもの頃に夢見ていたジャイアンツのユニホームに袖を通し

大好きな「野球」と「子ども」に関わるという

貴重な経験ができる、まさに「天職」だったからだ。

 

だけど、結果的に僕の想いだけでは

コロナには勝てなかった。

「子どもたちへの想い」だけではなく

「形のある結果」を生まなければいけないことを

このコロナ禍で、文字通り身をもって学ぶことができた。

 

この経験は間違いなく僕の財産になると思う。

というより

必ず財産にしなければいけないと強く思った。

 

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自分の将来のためという

狭く漠然なものではない。

 

応援、サポートしてくださる周りの方々

群馬での新たな挑戦の機会をくださった各関係者の皆様

僕を慕ってくれていた前職の子どもたちや

僕を信じて子どもたちを預けてくださっていた保護者の方々

この仕事を続けていく決意を固める言葉をくれた恩人

 

たくさんの方々へ返さなければいけない恩がある。

 

この人達の存在があったから、僕は今もこうして

野球指導者としての活動ができているのだから。

 

この恩は現状、結果を出すことでしか返せないし

 

恩を返していくことが、結果的に自分の将来のためになると信じている。

 

未来の自分はどうなっているのか

それはわからない。

 

だけど、未来の自分を想像すると

とてもワクワクする。

 

やりたいことがたくさんあるから。

 

コロナによって奪われた色んなものを

いつか、自分の手で作り直したいと強く思う。

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そのために、結果を出す。

 

Keep challenging

野球が上手くなるために野球から離れる勇気

皆さんこんにちは!飯塚岬です。

 

 

今回は野球が上手くなるために野球から離れる勇気という話をします。

 

 

この話はジャイアンツメソッドを通じて子どもたちへ野球の楽しさを伝える野球指導者

として活動する僕から、今野球に取り組む子どもたちやその保護者に向けて伝えたい内

容となりますので、是非最後までご覧ください。

 

 

まずここでいう「野球から離れる」というのは、野球を一切しないことではなく

野球“だけ”に取り組むいわゆる「野球漬け」を避けるという意味です。

 

僕がこう思う理由が次の2つです。

 

①「ゴールデンエイジ」

 

ゴールデンエイジは、子どもの身体能力や運動能力が著しく発達する時期のことです。

 

このゴールデンエイジの根拠として有名なのがスキャモンの発育発達曲線と呼ばれる

以下の図で、図の青い曲線が「神経型」という

脳や脊髄、視覚器などの神経系や感覚器系の成長を示したもので

これが子どもの運動神経に直結する部分です。

 

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「神経型」の曲線を見ると

生後から急上昇し12歳頃にピークを迎え

成人とほとんど変わらないレベルに発達します。

 

 

つまり、おおよそ小学校高学年までに様々な動きを組み合わせた

コーディネーショントレーニンを行うことで

運動神経を高めることができます。

 

ここで伝えたいのは

 

”子どもの頃から野球“だけ”に打ち込むことが

プロ野球選手になるための一番の近道とは限らない。”

 

ということです。

 

例えば

・野球の大谷翔平選手

・バスケの八村塁選手

・テニスの錦織圭選手など

 

日本を代表するアスリートの方々は子どもの頃には

他のスポーツにも取り組んでいたという例は多いです。 

もちろん前提として野球の技術を身につけるための練習をしていくことは大切です。

しかし、子どものうちは特定の「スポーツを極める」よりも

様々なスポーツを通じて「身体の動作の習得」がベストだと考え

小さい頃から色々なスポーツを体験するべきだと思います。

 

 

②「野球以外は無知」というリスク

 

野球が好きな人のことを「野球バカ」と言うことがありますが

この「野球バカ」には

・色々な経験をしてきた中でやっぱり野球が好きな「やっぱり野球バカ」

・野球しか頭になく、それ以外のものに対しての経験や知識が極端に少ない

「ただの野球バカ」

 

の2種類があると思っていて、今回リスクだと述べているのは

後者の「ただの野球バカ」になります。

 

 

「ただの野球バカ」にリスクを感じる理由は

”思考停止や思考放棄につながる恐れがある”

と感じるからです。

 

現在オリックスで活躍している山本由伸投手が取り組む

やり投げトレーニンのように

近年は野球以外のスポーツの動作から

レベルアップのヒントを得る選手も増えてきています。

 

そんな野球以外での取り組みからくるかもしれない意外なきっかけを

 

「これといった理由はないけど、毎日野球だけやっていればいいんだ!」

 

と思考を放棄することで手放してしたり

見逃してしまうのはもったいないと感じますし

大人になればなるほど今まで自分が積み上げてきたものを壊すことへの勇気が必要で

偏った思考からの脱却は難しいと考えているので

子どもたちには野球に限らずたくさんのものに興味を持ってほしいと思っています。

 

思考には材料が必要です。

 

進学先を迷っている受験生が自分に合う学校を複数探すように

思考を停止(放棄)しないための材料は学びを続ける限り必要だと思います。

 

この学びというのは学校の勉強だけではなく

冒頭でも述べた野球が上手くなるために今の自分

もしくは我が子に何が必要なのかを探すことと同義だと思います。

 

その勇気ある回り道は最短のルートではないかもしれませんが

最良のルートかもしれません。

 

Keep challenging

指導者&プレーヤー向けのブログを開設します!

はじめまして!

飯塚岬(いいづか みさき)と申します。

今回は私の自己紹介をさせていただき、今後のブログの方向性をお話ししていきます。

まず、私はジャイアンツアカデミー(FC)で野球指導者として

ジャイアンツメソッドを通じて子どもたちへ野球の楽しさを伝える」

というミッションを掲げて活動しています。

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そんな仕事の傍で

軟式野球日本代表」という夢を追いかける現役プレーヤーとして

草野球にも取り組んでいます。

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本ブログでは

  • 野球を頑張る子どもたちやそんな子どもたちを支える保護者の方々に伝えたい、ためになるようなこと
  • パフォーマンスアップに関する情報

  •  日々の気付きや新たな発見

など…

野球指導者×現役プレイヤーという2つの顔を持つ
私ならではの情報を届けていければと思います!

 

今日からコツコツと挑戦していきますので、応援していただけたら嬉しいです!

Keep challenging